マウスピース型矯正治療終了後の保定期間・保定装置について詳しく解説!
マウスピース型矯正は理想の歯並びになるよう段階をつくり、いくつも制作していくことで最終的に理想の位置まで歯を動かしていきます。マウスピースを装着する期間が「矯正治療期間」です。歯並びが正しい位置に整えられマウスピースの使用を終了した後の期間が「保定期間」になります。
ここではマウスピース型矯正治療終了後の保定期間・保定装置について詳しく解説させていただきます。
マウスピース型矯正治療後の保定期間
保定期間とは矯正治療終了直後、歯の周辺が不安定な状態に なっている時期に、歯が動かないよう綺麗に整えた歯並びを維持 する期間のことをいいます。
多くの矯正歯科医院では保定期間 を矯正治療終了後2年間は経過観察として期間を設けています。
この期間に入った直後6ヶ月~1年は後戻り(歯が元の位置へ戻ろうと する現象)が起きやすいため1~3ヶ月に1度来院していただき保定装置=リテーナーがしかっり使えているか、後戻りしていないかチェックします。
その後、問題なければおよそ6ヶ月に1度の来院ペースになっていきます。
マウスピース型矯正治療後の保定装置(リテーナー)
マウスピースで矯正治療をされた方は、リテーナーも同じく クリアタイプの装置を使用することが多いようです。 近年ではビベラ・リテーナーという装置が普及しており、実際 診療の現場においてもこの装置を使用されている方が増加傾向 にあります。
ビベラ・リテーナーの特徴・使用時間
特徴
1)スキャナーを用いて歯型を採取するため、歯型採り が苦手な方でも容易である。
2)僅かな後戻りのも対応可→アライナー(マウスピース)1 枚分の範囲であれば後戻りの補正が可能とされている。
3)耐久性があるため破折の心配がない反面、初回の装着時は 締め付け感を強く感じることがある。
4)無色透明のため目立たない
5)自身で着脱が可→固定式タイプでないためお口の中の清掃性 が容易である。
6)ホワイトニングも対応可 使用時間→マウスピース型矯正治療と同様およそ2年間は1日 20時間以上は使用する。
マウスピース型矯正治療後の流れを理解しておきましょう
マウスピース型矯正治療終了後の保定期間2年間は経過観察 をし、この期間に使用するリテーナーの役割を十分に理解する ことで後戻りを防ぎ、綺麗な歯並び・咬み合わせを維持すること ができます。矯正治療期間とは別に保定期間があり、とても大事な期間となりますので、矯正治療期間終了後もしっかり保定装置を使用するようにしましょう。