癖が全身に及ぼす影響
日常生活の中で気づくと行っている、些細な姿勢・行動ありませんか?小さなことでも、長期に及ぶと歯を移動させ、歯列や下顎の位置を変え、顎顔面だけでなく、全身に大きな影響を及ぼすことがあります。
このような、顎や口腔に悪影響を及ぼす姿勢での悪い力が、生活習慣になっている癖である場合があります。
これを【態癖】といいます。
普段みなさんはどんな状態で食事をしていますか?
「いつもテレビを見ながら食べている」
と思い当たる人。 テレビの位置に合わせて、体を横や斜めに向けて食事していませんか?
実はテレビを向いている側の歯では、あまり食べ物を噛むことができていません。そして、毎日同じような状態で食事をしていると、次第に片側だけで噛む癖がついてしまいます。
噛み癖がつくと、噛み合わせや歯並びに悪影響を及ぼすだけでなく、顔の左右のバランスが崩れてきてしまいます。左右の目の大きさが変わったり、口角の上がり方が右と左で違ってきたりするのです。
さらには、背骨が曲がったり、足腰に負担がかかる原因にもなるそうです。
食事中は、きちんと前を向いて正しい姿勢で座ることが基本です。
どうしてもテレビを見ながら食べたいという時は、テレビを対し向きにて座るようにしましょう。
また、リラックスしたいからと言って、ゆったりとしたソファに深く腰かけて食べるのはNGです!噛む力が弱まるだけでなく、内臓を圧迫する姿勢で食事をとることになるので、体にとっても歯にとっても悪い状態と言えます。
床に両足がしっかりとついている状態であることも、噛むということには重要だそうです。
【態癖】によって歯が動く力は矯正治療の数倍にもなると言われています。
矯正治療を成功させ、後戻りを起こさせないためにも、悪い癖がないかどうか確かめ、癖を治していきましょう☆彡